<   2011年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧

福岡でCoworking Space を考える <ファンプレイス>

コワーキングに関しての投稿第3回目になりますが
前回までの記事はコチラから。

今回は
「今までのワークプレイスからファンプレイスへの変革」
c0079716_2034558.jpg

コレは紺野登著「ビジネスのためのデザイン思考」という本から引用させてもらった言葉と考え方です。詳しくは本を読んでもらうとして、Coworking に関して考える私にとっては著者が言われるファンプレイスにはこの Coworking Space の要素が非常に大きな割合を占めるのではないかと思う。ワークプレイスという考え方自体も京都工芸繊維大学の仲教授という日本の大学では有数のオフィス研究室を持つ方のお話しからでした。今までの「オフィス」や「事務所」という名称から知的生産性に移行していくこれからのオフィスの総称だろうと思っています。


話を戻すと、この紺野登さんの本に書いてある「モノ的世界観」から「コト的世界観」への発想を私なりに「場」に落とし変えてCoworkingの概念的なものにしてみました。
c0079716_20341635.jpg


今までの組織に属した働き方での個人の役割がそれぞれある。しかし必ずしも自分の特性にあったシゴトとは限らない、またはそこで自分の特性を決め付けてはいけないのではないか?当然この志向が強い人が独立をし新たな組織を創ったり、フリーランサーという道を選ぶとも思う。
そのフリーランサーや創業者は自らの時間や感覚でシゴトをするだろう。この図はそのフリーランサー達と組織の中で働くワーカーが出会い、プロジェクトを発生させていく過程での「場」を上記著書の言葉も借りて「ファンプレイス」位置づけた。今までは業界の情報はその組織に属して初めて知り得るものだったかもしれないが、インターネットが普及し上司も部下も関係なく業界や異業種の情報を瞬時にフラットに手に入るようになったのだから本来「場」は選ばないはずである。
 こういう「場」が今後も増え続けることで、もしかすると現在の「主業」と「副業」などの境界線は無くなるかもしれない。イチ組織に属しながらも他のシゴトで得た知識・情報や人脈をあくまで「個人」が所有することが最も大切な「人間」としての価値も高めることになるかもしれない。
ワークシェアリングという言葉は今では一つの「シゴト」を数人でシェアするということではあるが、この先の少子高齢化を考えてみてもシェアされるのは「ヒト」の方であることを考えれば言葉そのものは変わるだろうが発展するだろうと思う。
 さらにはイチ業種でなくとも、もっと言えば全てのシゴトに「対価」を求めなくても良いのではないか?男でも家事をして地域活動に参加して、ボランティアにも参加したり田舎で畑をかり平日でもシゴトが野菜の収穫になるのも悪くない。
 日本人が思ってきた「オフィスに居る=シゴトをしている」価値観で海外から言われる「日本人は働き過ぎだ」を履き違え「プライベートを重視」「シゴトとプライベートは分ける」などの極端な発想になっているのではないか?当然個人差はあるだろうが海外のクリエーターはオフィスには「作業」と「報告」以外の価値はもっていない。そもそも同じ条件で入社し同じ環境や習慣の中で働いているヒト同士で「ブレスト」しても大きな変革の可能性は低いと考えるべきである。新入社員ならともかくある程度業界のことがわかっている人にとって、もはや社内に新しいアイデアはない!
c0079716_21144220.jpg

c0079716_21151587.jpg

 これからフリーランサーの数が増え、日本ならでは帰属意識も保ちながら色々なワーカーが行き交い情報交換や「もやい」的な発想での協力を惜しまず「ブレスト」に飛び込んでいくことの出来る「場」がワークスペースをどんどん楽しくし、そこが紛れもない「ファンプレイス」となっていくだろう。コワーキングスペースは単なる会員制オフィスではなく、この「ファンプレイス」の入口になると思う。もっと日本にコワーキングスペースを点在させ、もっと世界と一体となりたい!

 あ、まずは福岡もですね・・・。がんばります。


次回は多分【「モノのコト化」の前にモノがない私の「コトのモノ化それをコト化論」】とコワーキングスペースを私なりに交えてみたので。

アドアルファのホームページも宜しくお願いします。
今週も関連サイトMOFF!では粋なオフィスアイテムを更新します!

Twitterは 「addalpha001」でフォローお待ちしてます。急に400人を超えてびっくりしているこの頃。Face Book もやり始めましたが、今一使い方に苦戦中。



応援クリックお願いします。
今何位?
にほんブログ村 経営ブログ 若手社長へ
にほんブログ村
[PR]

by shigotobiyori | 2011-05-30 21:29 | 働き方研究

福岡でCoworkingSpaceを考える<かわる働き方>

「フリーランス」【Free-lance】
Wikiではこのような紹介がされています。

一部抜粋すると
フリーランス(freelance)とは、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。企業から請け負った業務を実際に遂行する本人をフリーランサーと呼ぶ。日本語では自由契約(ただし、プロスポーツでの選手契約を更新しないことを指す「自由契約」が有名なため、フリーランスを指して自由契約と呼ぶことはほとんどない)。一般的な職業分類では個人事業主や自由業に該当する。

だそうだ。

200年アメリカの調査によると
米国内の就業人口4200万人のうち、1300万人・就業人口の4人に1人が、なんらかの形態でフリーランサーとして就労している」ということ。
日本では1990年以降明確な調査はされていないとか。(なんでやろ?)
当時の調査では日本国内の就業人口の40分の1程度である。(参考にはなりませんが)

なんにせよアメリカの4人にひとりの割合は高いという印象。
Coworking Spaceが次々にできていったのも納得できる。

日本においても今まで同様「アメリカの後を追うことになるのか」も非常に大切な論点かもしれないが文化が違う中でも日本版になって普及した習慣も多いであろうと思う。

大昔の話になるかもしれないが、こんな話を聞いたことがある。
アメリカのオフィス家具メーカー各社は好景気の波に乗り、顧客情報をしっかりと把握していたが、超恐慌を向かえた各社は情報を握っていたつもりの顧客情報も役に立たず、やはり売上は低迷してしまう。その後の景気回復時に持っていた顧客情報を基にV字回復を狙ったが伸びきれず多くのメーカーが廃業したという。
何故か?
持っていた顧客情報はあくまで法人のものでしかなかった。不況時にリストラされた人たちが次に選んだ道はフリーランスだった、メーカー各社もその情報を取り逃がし、新たなSOHOとして活躍したフリーランサー向け家具が大ヒットしたというもの。
コレはアメリカのオフィス市場唯一の汚点だったと今でも言われているらしい。
(記憶の断片で元となるソースは無いので、細かい部分間違っていたらゴメンナサイ)


今、リーマンショック後の日本はどのような状態だろうか?そのときのようなリストラが進んでフリーランスとして働くワーカーは増えているのではないか?会社組織に期待せず、自分のチカラで生計をたてるコトが出来る社会に少しは変わってきているのではないだろうか?

少し前の話かも知れないがITバブルがはじけ、残業代が出せなくなった会社が副業を認めるケースも増えてきているというコト。また「食べるために働いてきた世代」から良くも悪くも変わってきた「好きな仕事をする」傾向に変わってきたのも団塊世代が退職をし団塊Jrが社会の中心になってきたコト。モノづくりの工場生産をアジアに取って代わられ、デザインやアイデアを必要とする知的生産性志向のシゴトが増えてきたコトなど色々なコトが重なった今、もしかすると

「シゴトはひとりにひとつではない」
のではないか?

工場生産性を求める組織と知的生産をしたいワーカー。
生活は放り出せないがやりたいことを見つけたい、もしくはやりたいワーカーにとって

「オフィスもひとりにひとつではない」
時代になってきたのではないか?!

オフィスを複数持つワーカー。

さらには、このタイミングとしては絶好である「クラウド化」が後押しする。
というより、このクリエイティブな知的生産性に欠かせないPC環境、情報の取得が出来ることが
一番の要素かもしれない。そして気づけばソーシャルメディアという波にしっかり乗っている。

しかしながら、その「場」がないのも事実。
まさかサラリーマンが小遣からレンタルオフィスを借りることもできない。
単身者はいいが自宅でシゴトにも限界がきている。
やはりサラリーマンにとって自宅は憩うための場所だと思う。
そこでサードプレイス【Third Place】という「場」が必要になり、今ではスタバなどのカフェでシゴトをする人の姿も珍しくはない。
(スタバのコンセプトは元来このThirdPlaceらしいが)

しかしココで日本人の文化(?)が邪魔をする。勝手な印象かもしれないがカフェでひとりでシゴトをしている人に隣から「なにやってるんだい?」はまず無い。

日本人は奥手(?)なのだ。

後はその人の立場や育った環境、性格に大きく左右はされるが「異業種交流会」などの目的がはっきりした中での自己主張やフレンドリーな関係づくりは出来ないことはない。
また、先に書いたSNSによる「ゆるいくくり」にも大分慣れてきた。一時は(いまもかな?)出会い系と邪険にされてきたが「知らないヒト」と話すことが一般的になってきた特に若者たちにとって(何歳からを若者と呼ぶか?だが)はこの「ゆるいくくり」と「共有できる目的」と「その人の素性」がある程度オープンになっていれば、きっと言える

「なにやってるんだい?」

ここからはじまるシゴトの会話もそうでない会話もすべてが将来への可能性を拡げることになる。
そして、まずはココまでちゃんと「場」を用意しなければならない。提供する側としてそう思う。

だって日本人ですから。

と福岡でCoworkingSpaceについて考えてみました。



以下それましたが。

 震災の被害に遭われた方々の苦悩の日々が毎日のように放映され、心痛める毎日。しかし、この日本人という気質が「助け合い」や「復興」という「はっきりした目的」を持ったときの世界的評価はやはり日本人として誇りに思う。そして低迷した経済のなか、今からというときに起きた惨事においても未だその気質を忘れない魂に勇気をもらい、これからの飛躍的な復興にも十分な可能性を感じる。
偶然にも被災に遭わなかった場所に暮らす私たち九州や西日本の人間として、今自分たちに出来ることを精一杯やろうと思う。(が、実際は出来ていないのが正直なところです。情けない。)
一部の人間の私利私欲による情報操作等々不安なコトは私含めたくさんの人々が抱えている「先に進めない」原因になっていると思うと、一日も早い正確な情報開示と対応に期待する。当然簡単なことではないとも思う。今までの社会的思想や成り立ちを考えても全ておおぴろげに何でも言えば済むものでもないと思うが、人間皆にとってかけがいのない「子どもの命」に決して影響があってはならない。

最後は子どもをもった団塊Jrが思う親としての気持ちです。

完全に話がそれたのでこの辺で。




今回気持ち的に応援クリックは消しました。また次回お願いします。
[PR]

by shigotobiyori | 2011-05-23 23:53 | 働き方研究

福岡でCoworking Spaceを考える<概略>

Coworking Spaceというのをご存知ですか?

今日から様々な観点からこのCoworkingSpaceに関して私なりに研究をしているコトを発信していきたいと思います。
今日はまず概略からでも。

欧米で200箇所米国で150箇所程度(現在はもっと増えていると思います)あり世界中でムーブメントを起こしています。
元々はSOHOで自宅でシゴトをしていた人々が情報共有等で集まりだしたのがキッカケだとか。「さみしい」という孤独感から抜け出したいという欲求も個人的にはあったと思います。

もっとも有名なThe HUBは2006年ロンドンでジョナサン・ロビンソン(Jonathan Robinson)が仲間と共に創業、現在世界21都市に展開している。
写真はロンドンにあるThe HUB。
c0079716_22531455.jpg

c0079716_22525666.jpg
The HUB ホームページより転載
世界で広まり2010年から神戸、大阪、東京に3拠点オープンして、2011年は下北沢と京都にオープンし、各地盛り上がりを見せています。

1.神戸(駅前):カフーツ<代表:伊藤さん>
c0079716_22571746.jpg
初めてのCoworking体験でしたが代表の伊藤さんから暖かく迎えてもらい少しの時間でしたが意見交換をさせてもらいました。専門性の高いIT関連(ソフト開発等・・・すいません異業種なもので)の方々が多い印象でした。

2.東京(経堂):PAX Coworking<代表:佐谷さん>
c0079716_2302418.jpg
さすがは東京といった感じで結構色々なジャンルの方々がいらっしゃいました。
代表の佐谷さんは同ビル2階でパクチーハウス東京という「交流する飲食店」というもパクチー専門店を経営されており会社名は「株式会社旅と平和」詳しくはコチラ

3.大阪(十三):JUSO Coworking<代表:深沢さん>
大阪十三駅から歩いて5分程度のところの水交ビルにて水交デザインオフィスの深沢さんご夫婦が運営されています。
非常に温和なお二人に集う方々も増えていっていると思います。

4.東京(下北沢):OpenSorseCafe
c0079716_2384176.jpg


5.京都(四条烏丸):小脇(こわき)<代表:吉岡さん
c0079716_23144830.jpg


そして日本のCoworkingをまとめたサイトCoworking.jp をつくられている
ワンダーウォールの松田さんとも東京のPAXでお会いして色々な意見交換を行なっています。


私も去年から興味があり最初の3拠点には実際にいってみました。今でもそうですがCoworkingの概念は人それぞれで、東京で開かれた「東京Coworking研究会」に参加したときも「Coworkingとは?」の議論で大盛り上がり。ある種、自由。
そもそもCo-Work(協業)という日本にはあまりなじみはない「働く文化」みたいなもので、それぞれがそれぞれの価値観で「日本のコワーキングにはこんな特徴がある」というものをブラッシュアップしていけば良いのかなと感いています。

オフィスと働き方のデザインをやっている私にとってもほっとけない、いや是非ともディレクションしたいと思い立ち、予てからのThirdPlaceの企画を進化させ続け、とあるビルに企画ごと持ち込んだ。あれよあれよという間に空室280坪を題材にCoworkingSpaceの概念を固めていくことに。
あ、コレはちなみに280坪の契約が決り白紙に戻りましたがネット上に進めてきた内容の一部がPDFで紹介してありましたので、ご興味のある方はコチラでもどうぞ。

さすがに半年間も全国の人たちと議論を重ねていくと概ね固まってきました。
そして気づきました。

「結構みんな求めてる」

運営とか、利益とか先に経つと皆口をそろえて「大変だろうけど・・・」「無理やろ・・・」

でも今までの不動産の「床貸し」の発想から「機能貸し」の発想への転換でこんな有効で
皆が求める「場」が現れる。いままでの経営論、ビジネス論ではなく「楽しい」が原動力です。
個人的な意見ですが世界的にムーブメントになっているCoworkingSpaceが何故日本では出来ていなかったのか?は「ビジネスにならないから」「結局利用料がレンタルオフィス並だから」ということで各国と違い、圧倒的に地代が高い=狭いスペースの共有になってしまうことがひとつの要因と考えられます。もっと言うと「日本の文化的に隣の人に気軽に話しかけたりしない」とか「そもそもフリーランサーの数が圧倒的に少ない」など色々とあると思います。

結果わたしが行き着いているのは、質的にはレンタルオフィスの延長では無くカフェの延長であるべき場所であること。そして今の日本のワーカー全てが対象になりえるということ。さらに10年間オフィスのデザインをしてきて感じるのは、企業に勤めている人もストレス無く利用できるようにするべきであること。.企業側のオフィスからも変えて行きたい。オフィス業界でも10年前から「オフィスはいづれ社交場になる」といわれてきましたが、まさにITの進歩、Twitter、Face Book 等のSNSの普及の早さ、さらには現在の日本経済の状況、を考えると間違いなくオフィスも変わります。もう変わってきています。相変わらず支店機能だからといって地方で東京の指示を待っている地方オフィスのワーカーの知的生産性は一向に上がらない。

考えれば考えるほどにワクワクします。京都工芸繊維大学の教授にもご協力をいただきながら様々な角度からCoworkingSpaceの可能性と共に現在福岡で4拠点のビルで検討が進んでいます。当然お金も掛かる話なので色々な人々の理解や共感もいただきながらがんばって進めております。

Coworking に関して、もっともっと話しましょう!

ご興味ある方、いつでも事務所に遊びに来てください。

次からはもう少し短くするので・・・(笑)
応援クリックお願いします。
今何位?
にほんブログ村 経営ブログ 若手社長へ
にほんブログ村
[PR]

by shigotobiyori | 2011-05-16 23:40 | 働き方研究