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addalphaの住宅設計

乙です。
オフィスの企画・デザインのアドアルファがなんと住宅やりました。
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「住宅やったことないですよ・・・。」ときっぱりお話したのですが
「できることなら」ということで
やってみました。

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結果、うすうすは感じてましたが、「住宅って面白い」

ずっとアドアルファは「オフィス」というカテゴリーにこだわってきました。
でないと、「自分がブレる」きがしてました。
当然、今からもそれは変わりませんし、オフィスの「特定多数」のヒトが交わる面白さもこれからです。

でもってド素人の私が10年目にして人様のお宅をやることに関して
とにかく自分らしい空間をということを念頭に施主とその家族の「特定少数」のヒトのための
空間を考えました。

最終的に施主にご満足頂き、設計冥利に尽きる言葉をたくさんいただきました。
本当にこのような機会を与えてくれた施主には感謝感謝です。

内容的には
大雑把に言うと間仕切り壊してオープンな空間を作っただけちゃだけですが、随所に
「らしさ」を出せたかなと自画自賛。
予算と慣れない業者さんとのやり取り、造作で造れるような棚をあえてNEUSTYLEさんの家具で入れるなどなど。

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あとは使うマテリアルを予算の許す限りこだわったかな。
施主のたっての希望での無垢のフローリング財。
これには無垢の良さと必要なメンテナンスと相反した、「転勤族」という難題。
無垢は本来、オイルフィニッシュで仕上げるのが一番風合いも出るのだが転勤が多いとのことで
賃貸に出したときに当然、借りるヒトのメンテなどあてにできない。
かといって、メンテフリーなUVという仕上げにすると無垢かどうかわからないくらい「テカテカ」してしまう。
そこで、無垢に尋常じゃないこだわりを持っている「ニッシンイクス」さんにご相談。

ナラ材のランクをA~Dという混在したものにウレタン塗装で色指定をしてあげて光沢を0に指定。
そうするとフローリング幅が120mmという大きめでしっかりと「無垢っぽさ」を出せて仕上げのウレタンも
光沢無しで価格を抑えることができる。

うーんさすがニッシンイクスさん!勉強になりました。
こんな感じでし
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空間的にこのフローリングをメインにはするものの「バリアフリー」な現在に
もともと段差があったマンションでしたのでどうせならという思いと
オフィスでもよく使う「段差による空間わけ」を用い程よい段差で目線を動かし同じオープンな空間を
「リビング」「ダイニング」「キッチン」を分けることにしました。
なので「バリア」ばっかりです・・・。

小さなお子さんもいるし、よい運動?!いやよい仕切りができました。
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さらにはキッチンも変えたかったという施主の意向を覆してしまいながらもせめて表装だけはと思い
苦肉の策ではありましたが、当初の計画でも考えていたちょっとした学校からのお知らせなど入れておく
「チョイ置き棚」をつけたキッチン表層を付け加えました。
我が家もそうですがついつい溜まってしまうこの手のお手紙や学校からのプリント。
見て直せば良いものの、「すぐ要るから」と妻の声・・・。
散らかしても目立たないようにするには・・・。
こんな感じの棚であれば、この中であれば、いくら散らかしてもかまいません。
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てな訳で、アドアルファ初の住宅完成です。

改めて設計の面白さと家族を相手にできる仕事の楽しさを経験できました。

これからも住宅やりますね。(お願いされれば)

では。


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by shigotobiyori | 2010-09-24 15:05 | 企画

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